第9回 多摩の学生 まちづくり・ものづくりコンペティション2023
まちづくり・ものづくり部門 概要

テーマ  多摩の明るい未来は、挑戦する君達によって拓かれる!

目的

 多摩地域は都心回帰の動向、中心市街地の商店街の衰退、生活圏の広域化に伴う行政圏との齟齬、少子高齢社会の進展と自治体財政のひっ迫といった「生活に直結」する地域課題に直面しています。これら課題の抜本的な解決に、何ものにも縛られない若い君たちの新鮮で革新的なアイデアが求められています。

 単なる狭域的な地域課題としてとらえるのではなく、全国各地域で同様に直面している課題としてとらえて欲しい。短期的解決が可能なものと中長期的な取り組みが必要とされるものなど、多摩地域は“多種多様な課題の最先端地域”であるという見方もできます。都会から中山間地まで控えた多摩地域の課題を君たちのアイデアで解決をすることが、日本全国の課題解決につながる先進事例となることが期待できるのです。

 そして、課題を解決するための資源も多摩地域に満ちあふれています。たとえば、古くからの豊かな自然環境、地域固有の文化に加え、多数の高等教育・研究機関、大中小の先端企業も集積しています。ですから、新旧織り交ぜた地域資源を十分に活用できる強みを活かすことができます。

 本事業は、産学官連携のフロンティアを常に拡張することを通じて人材育成を行う使命(「まちづくりはひとづくり」)を旗印に、地域活性化事業を率先して実践している(公益社団法人)学術・文化・産業ネットワーク多摩を代表する事業の一つです。

 本事業を通して、多摩地域の若い人材とアイデアを発見するとともに、若者からの提案が行政やコミュニティ、中小企業、商店街などを含めた多摩地域全体の“元気”につながり、多摩地域の魅力づくりの一助となることを目指します。と同時に参加する学生諸君の「学術的な成長」も併せて目的としております。

 地域が抱える重要課題の発見を通じて、机上のプランから抜け出し、キャンパスと現場の往復過程を伴うフィールドワークの成果をどのように活かしていくか、そしてサイエンス(理論)とアート(方法)が有機的につながった斬新かつ革新的な作品を大いに歓迎します。

 どうか多摩の明るい未来創造のため、若い学生諸君の力を貸してください。

 

エントリー部門

 まちづくり・ものづくり部門

  ①まちという空間の社会的・経済的・文化的活動による地域活性化への貢献につながるもの
  ②ソフトも含めリアルとヴァーチャルのいずれの存在で社会問題の解決につながるもの

(2023年6月15日追記)
審査委員からの推奨テーマ
「多摩の人口高齢化と団地再生の必要性と対策」
上記テーマに興味を持たれたゼミはぜひこちらのテーマでの応募をしてください。 

(2023年6月23日追記)
下記のキーワードを提案いたしますので、テーマ設定の参考になればよいのではないかと審査委員から意見がありました。

キーワード一覧
「空き家問題・AI活用・デジタル社会・ゼロカーボン・外国人労働者・多様性・子育て・女性活躍・農と食」

もちろん、従来のように上記テーマ、キーワード以外の自由な内容での応募も受け付けています。

■エントリー資格  

 公益社団法人学術・文化・産業ネットワーク多摩加盟の大学・短大・高専のゼミ・研究室または担当教職
 員の元で活動を行っている学生団体

■第一次審査(予選)

    • エントリーシートによる書類審査
    • 第一次審査はエントリーシートから提案のオリジナリティや実現性、効果の有用性を採点し、第二次審査に進む団体を10団体程度に絞らせていただきます。


 〇エントリー期間

   2023年7月 5日(水)~19日(水)15時

 〇エントリー方法

 

 〇審査と配点

   各界において第一線で活躍する方々に審査をお願いし、統計学的計算により偏りを調整した得点で評
   価をします。

 〇第一次審査合格発表

   2023年9月5日(火ホームページで発表します。

 〇第二次審査出場団体への連絡

   2023年9月12日(火)に第二次審査に出場する各団体へデータ提出方法などをメールにてご連絡致し
   ます。

第二次審査(本選)

    • 第二次審査は、第一次審査を合格した団体によるプレゼンテーションを審査させていただきます。
    • 当日発表に使うプレゼンテーションのデータは事前に提出をしていただきます。
    • 新型コロナウィルスの状況によりスケジュール等、変更になる場合があります。

 

 〇日時

   2023年11月25日(土)10:00~17:30(予定)
   詳細は第二次審査の通過団体にお知らせします。

 〇発表形式

   プレゼン発表形式

    • 10分以内
    • タイムオーバーは2点減点。
    • 自己紹介等の時間は上記に含まない。
    • ファイル形式は、Microsoft PowerPoint(画面サイズ16:9)

 

 〇審査と配点

   各界において第一線で活躍する方々に審査をお願いし、統計学的計算により偏りを調整した得点で評
   価をします。

 〇提出物の提出期間 

   2023年11月1日(水)~10日(金)15:00

■表彰内容と研究費

 まちづくり・ものづくり部門

    • 最優秀賞 1団体  100,000円
    • 優秀賞  2団体 各50,000円
    • 奨励賞  数団体 各30,000円
    • 最優秀賞、優秀賞に選ばれた団体には、賞状とトロフィーを贈呈します。
    • ビジネス賞 総額300,000円程度を予定(賞状と賞金)

 

■団体への注意と連絡事項

    • 期日後や当日のデータの差し替えは原則不可。差し替えた場合は審査無効とする。
    • データ未提出の団体はコンペティションを辞退したとし、プレゼン発表は行えない。
    • データ修正がある場合は、当日発表時間内で説明を行うこと。
    • 修正版資料を配布したい場合は、発表前に審査委員へ配布して下さい。
    • 1ゼミ・1研究室(3団体)までのエントリーとし、学生団体は担当教職員の元で活動を行うこと。
    • プレゼン発表で使用するファイルの形式は、Microsoft PowerPoint(16:9)で使用すること。
    • プレゼン発表では事務局が用意するPC(Windows10 Pro)を使用します。
    • 事務局からの連絡は、団体代表者(学生)を通じて連絡をする。
    • 学生は懇親会・結果発表・閉会式まで参加とし、審査委員及び協力企業機関担当者との交流を図ること。
    • 懇親会費は非加盟機関3,000円(1人)、学生は無料とする。※院生は3,000円とする。

 

■審査基準について

 審査にあたっての基本的な視点

    • 調査研究活動の学術と実践の側面をふまえた一定の記述内容になっているか。
    • 調査研究内容が確実に伝わるような論理的記述になっているか。
    • 調査研究上の担当教員からの一定の指導の有無が明確になっているか。

 

審査項目と配点基準(第1次審査)

審査項目 内容 配点
オリジナリティ 独創性があり、今までにない斬新な視点で取り組んだ提案を期待する。コンパクトにバランスが取れたまとまりのある提案よりは、多少粗削りな部分があっても、問題意識が明確で、長期的視点で将来を見据えた独創性のあるエッジの立った内容を求む。 15点
分析方法の
妥当性、信頼性
提案の根拠となる客観的な調査分析方法が示され、信頼性が確認できること。ただし、提案の内容によっては、根拠を示すことに限界がある場合も考えられる。その場合は、限界とその解決方法を示すこと。 5点
結果考察の
客観性
得られた結果を、誰にもわかりやすく、客観的に説明すること。その上で、大胆で、野心的な提案であることが望ましい。 10点
提案の実現性、社会的有用性 提案が実社会で実用化され、社会的有用性が認められる提案であること。決して短期的な結果を求めるのではなく、中長期的に、そして何よりも「若者らしく」大きな社会変革に結びつくような道筋を示してもらいたい。 15点
記述表現力 論理的で、誰にも理解できる明快な記述内容であること。 5点
合計 50点

審査項目と配点基準(第2次審査)

審査項目 内容 配点
オリジナリティ 独創性があり、今までにない斬新な視点で取り組んだ提案を期待する。コンパクトにバランスが取れたまとまりのある提案よりは、多少粗削りな部分があっても、問題意識が明確で、長期的視点で将来を見据えた独創性のあるエッジの立った内容を求む。 10点
分析方法の
妥当性、信頼性
提案の根拠となる客観的な調査分析方法が示され、信頼性が確認できること。提案の内容については、限界とその解決方法を根拠も含めて明確に示すこと。 10点
結果考察の
客観性
得られた結果を、誰にもわかりやすく、客観的に「論文」として記述すること。その上で、大胆で、野心的な提案であることが望ましい。 20点

提案の実現性
社会的有用性

提案が実社会で実用化され、社会的有用性が認められる提案であること。決して短期的な結果を求めるのではなく、中長期的に、そして何よりも「若者らしく」大きな社会変革に結びつくような道筋を示してもらいたい。 5点
プレゼンテーション力 論理的で、誰にも理解できる明快な説明であること。 5点
合計 50点

 

■スケジュール一覧

 まちづくり・ものづくり部門

日付

曜日

内容

7月5日

エントリー開始

7月19日 15:00

エントリー締め切り

9月5日

第一次審査発表

9月12日

第二次審査出場団体への連絡

11月1日

第二次審査データ受付開始

11月10日15:00

第二次審査データ提出締め切り

11月25日

第二次審査(本選)・表彰式

■運営 

 主 催: 公益社団法人学術・文化・産業ネットワーク多摩
 協 賛: エム・ケー株式会社 / 金澤建設株式会社 / たなべ物産 /
      東洋システム株式会社 / 株式会社メトロール / 吉野化成株式会社 /
      京西テクノス株式会社 / 株式会社立飛ホールディングス/ 株式会社吉増製作所
 後 援: 昭島市 / 国立市 / 小金井市 / 立川市 / 多摩市 / 八王子市 / 日野市 /
      福生市 / 町田市 / 公益財団法人東京市町村自治調査会
 協 力: ネットワーク多摩加盟機関
 連絡先: machidukuri@nw-tama.jp(齊藤)

 

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