2019年12月14日(土)明星大学にて、第6回「多摩の学生 まちづくり・ものづくりコンペティション2019」を開催しました。
本年度のテーマは「学生アイディアによる地域活性化プロジェクト」、全8大学から16団体がエントリーしました。
本選の結果は次の通りです。
最優秀賞
<創価大学 安田ゼミ OMNIBUS>
対象地域:八王子市
【外国人技能実習生の日本語能力向上を促進!~Japanative Project~】
企業と技能実習生の双方にとって、技能実習制度がより価値あるものに
目的・概要
(株)帝国データバンク(2016)より、多摩地域の人手不足は全国の中でも深刻である。昨今、人手不足対策として外国人技能実習生を受け入れている企業が増加傾向にあるが、独自調査より、実習生の日本語能力が低いため業務理解が進まず、労働生産性が企業の想定より低くなり、人手不足の解消に至っていないことがわかった。このような多摩地域の問題を解決すべく、実習生の日本語能力向上を目指すサービス「Japanative」を提案し、多摩地域の企業が今まで以上に高付加価値を生み出すことを支援する。
優秀賞
<創価大学 安田ゼミ Amor>
対象地域:八王子市
【誰もが地域とつながりを持てる社会へ】
Love the life you live, live the life you love.
目的・概要
私達が目指すまちは、「高齢者が自分の居場所を見つけ、生きがいを持って暮らせるまち」であり、そのためには高齢者の「社会参加」を促すことが不可欠である。私達は社会参加をしたいという気持ちを持つものの、参加には至っていない高齢者(≒モラトリアムシニア)に向けて「地域のコミュニティまとめサイト『AmorConnect』」を提供することで社会参加を促す。本サイトでは、コミュニティと高齢者をマッチングするために様々な仕掛けを考えている。
<創価女子短期大学 水元研究室 ショウガールズ>
対象地域:八王子市
【はちおうじ生姜力】
〜八王子ショウガでHOTなスイーツを〜
目的・概要
八王子ショウガを利用してスイーツを企画。目的は以下の二つである。
- 八王子ショウガの魅力を広める 八王子ショウガを使ったHOT(話題)なスイーツを開発し、八王子市の幅広い世代の人に八王子ショウガの魅力を感じてもらう。
- 八王子の活性化 アンケートの結果八王子ショウガの認知度が低いことがわかった。この企画を通して八王子ショウガのスイーツを食べてもらうことで、八王子ショウガの認知度を高め、八王子の活性化に繋げる。
奨励賞
<帝京大学 湯川ゼミ 防災班>
対象地域:八王子市
【遊びながら学ぼう!八王子の防災】
安心して暮らせる町へ
目的・概要
私たちは、災害に強いまち八王市をアピールすることでまちの活性化を行うことを目的としています。
八王子市は高尾山など自然に恵まれた市である一方、土砂災害の危険性がとても高い市でもあります。
そこで上述した目的を達成する第1歩として、文部科学省から小中学生を対象に推進されている「防災教育」に焦点を当て私たちは活動を始めました。
小中学校では、防災を専門的に教える科目は存在しておらず、防災訓練など学ぶ機会が限られているのが現状です。
そこで私たちは、防災に強いまちづくりの第1歩として、小学生を対象にイベントを開き、子どもたちに防災に関する知識を深めてもらうとともに、
このイベントを通じて保護者の方にも防災について関心を持って頂くことで、私たちの目標である災害に強いまちづくりを推進していきたいと考えています。
<法政大学 水野研究室 チーム・シビックプライド>
対象地域:八王子市
【子ども達とともに育てるシビックプライド】
クリエイティビティに着目した八王子市のシティプロモーション
目的・概要
シティプロモーションには、定住・交流人口増大の他にシビックプライドを醸成するねらいがある。
八王子市のキャッチコピーは「都会にないもの、田舎にないもの、ここにある」が掲げられているが、果たして市民はプライドを感じるだろうか?
市民が大切にしたいモノ、他の都市にはない独自性を、行政主導ではなく、将来を担う子ども達が再確認し、発信していくプロセスを取ることで、着実にシビックプライドを醸成していく。
ポスター賞
<創価大学 安田ゼミ Amor>
対象地域:八王子市
【誰もが地域とつながりを持てる社会へ】
Love the life you live, live the life you love.
大会の様子
開会式の様子
当日は学生、企業、大学・行政関係者、近隣市民の方々の総勢約200名が来場し、出場団体の発表に耳を傾けました。
開会式の後、各団体は4教室に分かれてプレゼンテーションを行い、質疑応答の場面では各審査員の方々の専門分野における鋭い質問が飛び交いました。
午後のポスターセッションでは、来場者が自由に各団体のブースを訪れて活発な意見交換や出場団体と対話する様子がみられました。
ポスターセッション会場の様子
懇親会では、審査員による各教室の講評が行われたほか、ネットワーク多摩主催「ねっ多摩フェス」へ過去出展の企業にもお集まりいただき、各企業のご紹介を賜りました。
どの出場団体からも熱量のある素晴らしい内容の発表が行われ、産官学それぞれの立場から活発な意見交換を行う場となりました。
改めまして、多くの学生の皆様にご参加いただき、まことに有難うございました。
報告書の提出について
最優秀賞、優秀賞に選ばれた団体は、2020年1月24日(金)までに報告書を事務局( office@nw-tama.jp )へ提出してください。
様式のダウンロードはこちらのページから https://nw-tama.jp/activities/competition/
多摩の学生まちづくり・ものづくりコンペティション2019
主催:公益社団法人学術・文化・産業ネットワーク多摩
協力:株式会社立飛ホールディングス、株式会社ドコモCS多摩支店、エム・ケー株式会社
福生市、明星大学
後援:立川市・八王子市・日野市・小金井市・福生市・町田市・多摩市・国立市
東京市町村自治調査会・首都圏産業活性化協会